ここ最近、切手料金が度々変更になるため、つねに値上げをしているイメージがありますよね。
しかし、実は、消費税増税に伴う改定を除き、封書料金は1994年以降、変わっていません。
そのため、今回値上げされれば約30年ぶりの値上げとなります。
こちらでは、郵便料金の値上げはいつになるのか、またいくらに変更になるのか、
その理由についてもみていきます。
郵便料金の値上げいつ?2024
日本郵便は2024年秋以降に、手紙やはがきを値上げする方針です。
審議会は来春にも最終判断し、早ければ24年6月に改正省令が施行されます。
その後、手続きが順調に進めば、秋ごろに新料金が導入される見通しです。
また日本郵政の増田寛也社長は「来年10月に値上げしたい」との考えを表明しています。
郵便料金値上げ :2024年秋以降(10月)頃
来年の年賀状は、値上げ後の料金になるというわけね
25グラム以下に加え50グラム以下の定形の封書も94円から110円に引き上げる。定形の封書の値上げが実現すれば、消費増税を除いて1994年以来、30年ぶり。
郵便料金の値上げなぜ?2024
郵便料金の大幅な値上げに踏み切るのは、
各種手続きのデジタル化やSNSの普及によって、
郵便物数が毎年減少し、郵便事業の収益が悪化しているためです。
賃上げや輸送コストの高騰も重なり、日本郵便は22年度決算で、
郵便事業が2007年の民営化以降では初めて赤字に転落しました。
そのため、以前から料金値上げを検討していたという背景があります。
そして、いよいよ今回、総務省は家計全体への影響は少ないとして、
12月18日に改正案を情報通信行政・郵政行政審議会に諮問したという経緯です。
・デジタル化やSNSの普及による郵便物数の減少
・賃上げや輸送コストの高騰
・2022年度決算で、民営化以降の初めての赤字により値上げ検討
郵便料金はいくらになる?2024
値上げの時期や理由よりも、一番気になるのは、
「料金がいくらになるのか」ということですよね。
それでは郵便料金がいくらに値上げされるのか見ていきましょう。
25グラム以下の封書(定形郵便物)の郵便料金を現行の84円から110円に。
また現行94円の50グラム以下の封書も110円に統一されます。
重さに応じて分ける2つの料金区分を統一するのは初めてになります。
またはがきは63円から85円に値上げする方針です。
定形外なども基本的に約3割の値上げが検討されます。
利用者が多いレターパックや速達などは値上げ率を抑える方向です。
今年2023年10月に値上げが実施された、現金書留などの料金は据え置かれます。
郵便種類 | 現料金 | 新料金 |
定型郵便(25グラム以下) | 84円 | 110円 |
定型郵便(50グラム以下) | 94円 | 110円 |
定形外郵便 | ― | 3割値上げ |
レターパック(プラス) | 370円/520円 | 値上げ予定 |
現金書留 | +480円 | 据え置き |
※定形外の現料金はこちら
またこの新料金については、2023年現在、案として出されているものなので、
変更になる可能性があります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!