梅雨が明けて、いよいよ夏本番という時期に、秋にかけて増えていく台風。
台風の発生は、平年では、7月には3.7個と増え、8月は5.7個、9月は5.0個とピークになります。
台風によって通勤など日常生活はもちろん、計画しているレジャーなどにも影響が出てきますよね。
こちらの記事では台風6号の進路予想、沖縄への接近状況について調べていきます。
台風6号2023が発生
気象庁によると、7月28日午前3時の観測で、フィリピンの東にある熱帯低気圧が台風6号に変わりました。
台風6号 : 2023年7月28日(金)発生
台風6号2023の進路予想/気象庁
気象庁によりますと、台風6号は8月9日午前7時には鹿児島県枕崎市の南西110キロの海上を1時間に15キロの速さで北西に進んでいるとみられます。
中心の気圧は970ヘクトパスカル、最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルで、中心から半径165キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。
この時間は、鹿児島県が暴風域に入っていて、枕崎市では午前5時12分に41.8メートルの最大瞬間風速を観測しました。
また、九州南部を中心に雨が強まり、9日午前6時までの1時間には宮崎県が美郷町に設置した雨量計で53ミリの非常に激しい雨を観測しました。
台風は速度が遅いため同じような場所に強い雨雲がかかり続け、宮崎県では今月1日の降り始めから9日午前6時までの雨量が
▽美郷町南郷で693.5ミリと600ミリを超えたほか
▽えびの高原で537ミリ
▽小林市野尻で519.5ミリ
ところによって平年の8月1か月分を上回る記録的な大雨となっています。
これまでの雨で宮崎県と鹿児島県では土砂災害の危険性が非常に高まり土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
また、宮崎県では氾濫の危険性が非常に高い「氾濫危険水位」を超えている川があります。
台風6号2023の沖縄本島/石垣島/宮古島の進路は?
台風6号は沖縄本島からは離れました。
台風6号は鹿児島県を暴風域に巻き込みながら北寄りに進んでいます。
台風は速度が遅く、宮崎県では降り始めからの雨量が多いところで600ミリを超えるなど、平年の8月1か月分を上回る記録的な大雨となっています。
九州と奄美地方では「線状降水帯」が発生するおそれがあるほか、短い時間で急激に悪化するおそれがあります。
飛行機運行情報/キャンセル・払戻しについて
飛行機の運行情報については各航空会社の最新情報を確認するようにしてください。
キャンセル・払戻し等についても確認することができます。
台風6号による停電状況
台風6号の影響により広範囲で停電になっています。
最新の情報は沖縄電力サイトにてご確認くださいね。
台風6号2023の進路予想/米軍JTWC(アメリカ)
世界で台風情報が最も早いと言われている米軍のJTWC発表の台風情報をみてみましょう。
米軍合同台風警報センター(JTWC)のサイトを調べてみると、台風6号は気象庁と同様、北西寄りに進むとみているようです。
8月1日(火)から2日(水)にかけて沖縄県に近づく予想です。
沖縄本島地方や南大東島などが暴風域に入る可能性があるとの見方です。
8月3日以降に東シナ海で動きが遅くなるという予測も気象庁と同じとなっています
中心付近の風の強さの予測
8月1日午後3時:62メートル
8月2日午前3時:59メートル
8月2日午後3時:57メートル
8月3日午前3時:51メートル
8月4日午前3時:41メートル
8月5日午前3時:33メートル
8月6日午前3時:33メートル
「カーヌン」の名前の由来
台風の名前は、「台風委員会」で各加盟国などが提案した名前が140個用意されており、発生した順につけられます。
「カーヌン」の命名国はタイで「パラミツという果物の名前」に由来しています。
まとめ
気象庁の最新情報と、アメリカ米軍の台風警報センターの情報をもとに、
台風6号の発生状況について調べてみました。
2023年7月28日に台風6号が発生しました。
台風発生可能性がある地域にお住まいの方や、ご旅行などの計画がある方は、
事前に備えや対策することへの参考にして頂けると幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!