梅雨が明けて、いよいよ夏本番という時期に、秋にかけて増えていく台風。
台風の発生は、平年では、7月には3.7個と増え、8月は5.7個、9月は5.0個とピークになります。
台風によって通勤など日常生活はもちろん、計画しているレジャーなどにも影響が出てきますよね。
こちらの記事では台風7号の進路予想、接近状況について調べていきます。
台風7号2023が発生
気象庁によると、8月8日午前9時の観測で、日本の南の南鳥島近海で熱帯低気圧が台風7号に変わりました。
台風7号 : 2023年8月8日(月)発生
台風7号2023の進路予想/気象庁
台風7号は、15日午前5時前に、潮岬付近に上陸しました。午
前5時現在、暴風域を伴いながら、1時間に10キロの速さで北西に進んでいます。
中心気圧は975hPa、最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルです。
和歌山県や奈良県、三重県、大阪府の一部や四国の一部が暴風域に入っています。
台風7号は、このあと近畿地方を北上するとみられます
台風7号2023の東日本/西日本の進路は?
台風7号は、強い台風ではなくなりましたが、
依然として台風周辺の紀伊半島を中心に暴風や大雨となっている所があります。
京都府や奈良県、台風から離れた鳥取県で、記録的短時間大雨情報が発表された所があります。
また、三重県や和歌山県など紀伊半島を中心に、最大瞬間風速30メートル以上の非常に強い風が吹いた所があり、各地で暴風となっています。
台風本体の雨雲がかかる地域だけでなく、台風から離れた地域でも台風周辺の湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となって、西日本や東日本では、あす16日にかけて、雷を伴った猛烈な雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
台風の速度が遅いため、総雨量が平年の8月の月降水量を超える大雨となるおそれがあります。
予想される24時間降水量
8月16日6時までの24時間に予想される雨量は、
多い所で、 東海地方 350ミリ 近畿地方 300ミリ 中国地方 250ミリ 四国地方、北陸地方、関東甲信地方 200ミリ の見込みです。
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
お盆の時期の交通機関などに影響が出る可能性があり最新の情報に注意してください。
台風7号2023の進路予想/米軍JTWC(アメリカ)
世界で台風情報が最も早いと言われている米軍のJTWC発表の台風情報をみてみましょう。
※JTWCより引用
2023年8月12日(土)午前0時時点の台風7号の予想進路図です。
通過時間は、Zを単位とする数字。日本時間は9を足した時間。KTSは中心付近の最大風速を表す。単位はノット(約 0.514m/s)
米軍合同台風警報センター(JTWC)のサイトを調べてみると、台風7号は気象庁と同様、
北西寄りから北寄りに進路を変えて進むとみており、
8月14日夜から15日ごろにかけて本州を縦断するとの見方です。
近畿や北陸、東海地方など広い範囲が暴風域に入る可能性があるとみています。
中心付近の風の強さの予測
8月12日午後3時:46メートル
8月13日午前3時:44メートル
8月13日午後3時:44メートル
8月14日午前3時:44メートル
8月15日午前3時:41メートル
8月16日午前3時:26メートル
8月17日午前3時:21メートル
「カーヌン」の名前の由来
台風の名前は、「台風委員会」で各加盟国などが提案した名前が140個用意されており、発生した順につけられます。
「ラン」の命名国はアメリカで、マーシャル語で「嵐」を意味します。
飛行機運行情報/キャンセル・払戻しについて
飛行機の運行情報については各航空会社の最新情報を確認するようにしてください。
キャンセル・払戻し等についても確認することができます。
新幹線の運休情報
お盆休みのUターンラッシュを直撃し、交通への影響が大きくなりそうです。
8月15日は終日、名古屋駅~新大阪駅間で新幹線の運転を取りやめるなど、
列車の運休や飛行機の欠航が決まっているものもあります。
最新情報を確認して、予定の変更や代替手段なども検討してください。
高速道路は通行止めの可能性があります
まとめ
気象庁の最新情報と、アメリカ米軍の台風警報センターの情報をもとに、
台風7号の発生状況について調べてみました。
台風発生可能性がある地域にお住まいの方や、ご旅行などの計画がある方は、
事前に備えや対策することへの参考にして頂けると幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!