新型コロナ対策としてのマスクの着用について、3月13日(月)から屋内・屋外を問わず個人の判断に委ねることが決定されました。
しかし学校や会社などで、ルールが多少異なようです。
この記事では、マスク着用なしの学校や会社企業での適用時期、イベントなどのマスク対応、新型コロナ5類引き下げについて調べていきたいと思います。
「マスク無し」学校いつから?
政府は次のように発表しました。
学校マスク無し適用時期;2023年4月1日(水)~
2023年3月の卒業式のマスク着用はどうなる?
卒業式については「卒業式はほかの学校教育活動に比べて感染リスクが低いこと、また、ことし卒業を迎える子どもたちがコロナ禍で過ごしてきたことなどを踏まえ、教育的意義を考慮し、社会一般でのマスク着用時期にかかわらず、換気の確保などの感染症対策を講じた上で、児童、生徒、教職員はマスクを着用せず出席することを基本とする」と述べていますので、3月でも着用しなくてもよいことになります。
「マスク無し」会社はいつから?
会社のマスク着用無しについては、政府から特別対応の言及はありません。
ただし、飲食店や交通機関などの事業者が、感染対策や事業上の理由などによって、「利用者または従業員にマスクの着用を求めることは許容される」としています。
2023年3月13日(月)以降の対応は、基本的には事業者に任される形になるということですね。
「マスク無し」はなぜ?
マスク不要について個人の判断に委ねられるようになった理由にあは「新型コロナがインフルエンザ並みの重症化率・死亡率になった」ことがあげられるでしょう。
第7波までの解析結果では「波を繰り返すごとに新型コロナの重症化率・致死率ともに低下してきている」ことが分かっています。
さらに、解析方法は異なりますが「季節性インフルエンザと比較した場合よりも、新型コロナの方がむしろ低いのではないか」とするデータもあります。
そのため、「新型コロナ流行前の状態=世間一般がマスクを意識していなかった状態」に戻していってもよいのでは?ということで、「マスク不要」の動きにつながったのでしょう。
また、海外でもマスクを着用していない状況などがテレビで映ると
・子供の表情をマスクがうばっている
・マスクで体調不良になることが多くなってきた
・日本だけがマスクをしていて感染者数が増加している
とマスク不要の声が強くなったことも一因として考えられます。
マスク着用無しのイベント対応は?
政府が各都道府県に通知していたイベント制限の内容も以下の点が変更されました。
1.「イベント開催等における必要な感染防止策」における「マスクの着用」等の記載が削除された。
2.イベントの開催制限の留意事項として、下記の項目が新たに追加された。
・イベント主催者等が出演者や参加者等に対して、必ずしも「マスクの着用」等を働きかける必要はない。
・イベント主催者等が感染対策上又は事業上の理由などにより、出演者又は参加者等に対してマスクの着用を求めることができる。
3. 5月8日に予定されている新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけの変更に伴い、事務連絡「基本的対処方針に基づくイベントの開催制限、施設の使用制限等に係る留意事項等について」も廃止されることが明記された。
2023年3月13日(月)以降の対応は、基本的には主催者等に任される形になるということですね。
新型コロナ「5類」に引き下げらるのはいつ?
現在は「2類相当」の新型コロナウイルスですが、2023年5月8日(月)からは季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられます。
5類になると、新型コロナウイルスに感染しても自宅待機や入院の必要がなくなり、外出自粛もありません。また、入院する必要があった場合には、どの医療機関にも入院可能となります。ただし、医療費が全額公費負担ではなくなり、一定の自己負担を求める方向で検討されています。
まとめ
マスク着用は個人の判断に委ねられるようになりました。
学校への適用は2023年4月1日(水)になります。
また会社は事業者に、イベントは主催者等に、基本的には判断を任せるかたちになっています。
5月8日(月)からは新型コロナウィルスは、インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられます。
これから私たちは現実的に「ウィズコロナ」として生活をしていくことになりますね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました
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