「最近、スーパーの卵が品薄になっているけど大丈夫?」と感じている人も多いのではないでしょうか。
また急に「卵が高くなった!」と感じている人もいる思います。
筆者もそのように感じている1人です。
この記事では次について調べてみました。
✔卵不足の原因はなに?
✔卵不足はいつまで続くの?
✔卵不足の影響による値上がりは?
✔卵不足による影響は?
卵不足の原因はなに?
今回の卵不足は「エッグショック」とも呼ばれており、2つの理由があるとされています。
鳥インフルエンザ感染による卵の減少
1つ目は鳥インフルエンザ感染により卵の出荷が少なくなったことです。
農林水産省によると、昨年10月末以降に鳥インフルの感染が確認された養鶏場は26道県でなんと81件。
その後も全国各地で発生が続き、2023年3月に殺処分の対象となった鳥は過去最高の約1645万羽でした。
このうち、卵を産ませる「採卵鶏」は1528万羽ですので、日本全体の採卵鶏の約1割が減った計算になります。
エサ代など物価の高騰
鳥インフルの拡大による供給不足に、さらに追い打ちをかけたのが、この2つ目の理由です。
ウクライナ侵攻などの影響でエサ代が上がり、養鶏業者が特売向けの生産を絞る動きもあったため、価格高騰に繋がっているようです。
卵不足はいつまで続くの?
2023年2月14日に野村農林水産大臣の卵不足についての記者会見がありましたが、
具体的な時期については言及はありませんでした。
しかし、鳥インフルエンザが収束した農場では、たまごの生産に向けてヒナを導入しているようです。
このヒナが成長して、卵が産めるようになると卵が市場に出回り、価格も下がると説明されています。
また、たまご業界関係者によると、ニワトリはヒナからたまごが産めるようになるまで半年間ほどかかり、その間はたまごの高値が続くことが予想されます。
そうなると、今年の夏くらいから、卵が産めるようになり、徐々に市場も安定してくる可能性もあるかもしれません。
卵不足の影響による値上がりは?
東京地区でのMサイズ1kgの平均卸売価格は、
2022年1月の151円から、
2023年3月は343円と倍以上に上昇しています。
また2023年4月6日時点で、350円とさらに高くなっています。

近所のスーパーは198円だった卵が、250円になりました!
卵不足による影響は?
卵の価格高騰により、外食企業の「卵メニュー」が休止になるという影響もでています。
上場する外食大手100社のうち、2023年に入って卵メニューの休止や休売に踏み切った、または表明した企業は、4月5日時点で少なくとも28社に。
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いずれも、「深刻な卵不足」「価格の高騰」を主な理由としています。
また、現時点(4月6日)で卵メニューの休止はしないものの、今後メニューの絞り込みなどで卵メニュー休止の可能性がある企業も2社判明しているそうです。
卵の価格は右肩上がりでスーパーでは売り切れが目立つほか、飲食店のメニューや地方の名産品にも影響が出ています。
またこの卵不足が解消するまでは、さらに影響は拡大されると思われます。
3カ月ぶりの値下げ (2023年6月)
最高値を更新していたたまごの卸売の価格が、6月におよそ3か月ぶりに値下がりしました。
JA全農たまごによりますと、たまごMサイズの卸売価格は、東京で1キログラムあたり345円となり、先週より5円値下がりしました。
たまごの卸売価格は今年1月には260円でしたが、値上がりを続け、3月28日には350円となり、公表されている1993年以降で最高値となりました。
たまごの卸売価格が下がるのはおよそ3か月ぶりです。
たまご業界の関係者は、鳥インフルエンザの被害を受けた養鶏業者が生産能力を回復し始めていて、今後も価格が下がる可能性があるとしています。

今回は5円だけど、このまま価格が下がってくれたら嬉しい!
まとめ
今回注目されている卵不足については、鳥インフルエンザが出荷減少の原因となったところに、
ウクライナ侵攻などの影響でエサ代が上がったことが、さらに追い打ちをかけ、
「供給不足」と「価格高騰」が続く状態となりました。
現在、鳥インフルエンザが収束した農場では、たまごの生産に向けてヒナを導入していることから、
夏ころには市場が落ち着いてくる可能性があります。
とはいってもまだ確実なことはいえず、今後もこの「エッグショック」による影響はさらに拡大して続くものと思われます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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いまなら予約取りやすいよ!
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