全国で給食などが急にストップしてしまっている学校が出ています。
というのも給食を提供する食堂運営会社「ホーユー」(広島市中区)が、
9月1日から事業停止状態に陥っているようなんです。
この事態により、影響のある学校や施設は混乱している状況です。
こちらでは、今回の件で影響の出ている都道府県や学校、どうしてストップしてしまったのか、また今後どうなるかについて調査していきます。
給食ストップしている都道府県はどこ?
ホーユーは1994年に設立され、本社は広島になります。
ホーユー本社は広島にありますが、全国22カ所に営業所を構え、九州から東北まで22都府県で、
学校や官公庁などに給食を提供したり、食堂を運営したりしていました。
今回の騒動で、契約する約150施設のおよそ半数で食事の提供を取りやめています。
ホーユーの本社がある広島では、7つの公立高校の寮や食堂などで食事の提供を中止。
【すでに『ホーユー』による食事の提供を中止、または7日以降、中止の可能性がある都道府県】
そのほか、岩手・茨城・千葉・静岡・兵庫・京都・大阪・岡山・福岡・佐賀・長崎・宮崎の中学・高校や支援学校などで食事の提供を中止、または中止の可能性があります。
秋田・愛知・島根・徳島・香川・鹿児島の警察学校や消防学校などで食事の提供を中止しています。
沖縄・北海道の陸上自衛隊の駐屯地では、食堂の営業を中止しています。
なぜ給食がストップしたの?
ホーユーの山浦芳樹社長は次のように話しています。
「8月31日までは事業継続に向け動いていたが、急転直下で事態が悪化した」
そのため破産手続きに向けた準備を進めているようです
また破産手続きの理由として次のようにも話しています。
「原材料や人件費の高騰が重なったが、価格転嫁など施設側との調整ができなかった。弊社の努力だけではどうすることもできず、食事を楽しみにしていた方には申し訳ない」
「ソフトランディングするため、関係各位と交渉してきたが、かなわなかったので苦渋の決断をした。食材費や人件費は高騰しているが、業界は非常に安い。ビジネスモデルは崩壊している」
破産の理由は、『物価と人件費の高騰で経営が行き詰まったため』のようです。
給食ストップ今後どうなる?
今のところ、今後について詳しい状況は分かっていません。
新しい情報が分かり次第、こちらに追記します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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